『ソープ』は風俗店がSEO対策として主に選定する風俗検索ワード。
Googleキーワードプランナーによる月間平均検索ボリュームは110,000。競合性は「低」とされる。
『ソープ』は『ソープランド』の略称であり、古くは『トルコ風呂』と呼ばれていたものが1980年代になり名称を変えたものである。
これは、もともと中東地域の伝統的な公衆浴場(ハマム)である蒸し風呂(スチーム・サウナ)で、中では垢すりのサービスも行われるというサービスを提供する店が上海にあり、日本には当時、中東随一の大国であったトルコの名前を冠して『トルコ風呂』として伝わったとされている。
女性がマッサージを行う個室浴場の店舗としてのトルコ風呂が日本で初めて誕生したのは1951年のことであり、この時開業したトルコ風呂はサウナ施設がメインで、女性が着衣のままマッサージサービスを行うもので性的なサービスは厳禁であった。
これが徐々に他の店舗に広まる内に女性が性的サービスを行うのが普通になっていき、現在の様な湯船のある部屋で、女性が男性客に対して性交を含む性的なサービスを行う形態になった。
一般には『ソープ』という呼ばれ方の他に『特殊浴場』『個室サウナ』などとも呼ばれたりする。
『ソープ』は風俗の業種名である。検索ボリューム数が他の業種である『ヘルス』『オナクラ』等のワードと比べて7万以上も高い理由は、メディアで耳にする機会が多いことが大きく関係する。
実際にソープと検索を行うと、大手風俗ポータルサイトである『シティヘブン』『ぴゅあらば』だけでなく、ソープランドのウィキペディアが上位に表示される。これは実際にソープがどのような業種であるのか大多数が検索していると考えられる。
また、ソープでの予約方法から遊び方という一連の流れを紹介するサイト、ソープのコース内容に関するブログ記事も上位に表示される。
これはつまり、風俗=ソープであり、ソープで風俗デビューしようと考える人も一定数いる可能性が高い。
ソープをよく利用し、尚且つ風俗で遊び馴れた人は、『シティヘブン』『ピュアラバ』等のポータルサイト名をダイレクトに検索欄に入力し風俗店を探す。しかし風俗ポータルサイト名に馴染みがなく、風俗に訪れたことがない多くのユーザーがソープと検索を行っているようにも思う。
その点だけを考慮するならば、Google広告をソープで出稿してもその有用性は高いように思う。