『人妻』は風俗店がSEO対策として主に選定する風俗検索ワード。
Googleキーワードプランナーによる月間平均検索ボリュームは301,000。競合性は「低」とされる。
『人妻』。人の妻と書いて人妻である。結婚している女性のことであり、通常、夫以外の者から呼ばれる時に使われる呼称である。
古くは万葉集などで見られた用語で、大海人皇子(後の天武天皇)が額田王に贈った「紫草(むらさき)の にほへる妹(いも)を 憎(にく)くあらば 人妻ゆゑに われ恋ひめやも」という一首にも見受けられる。
この歌が詠まれた当時も、現在同様に「人の妻」として、奪う対象としての女という意味合いを込めて使われていたが、倫理上問題があったのか、徐々に歌には使われなくなっていった。
そして現在、Google検索で『人妻』と検索すると検索結果に表示されるのは眩いほどのアダルトサイトばかりである。
これは、世間的に「人妻とはそういうもの」という認識がされているというこであろう。即ち「人妻=エロ」と言える。
『人妻』だけで検索しても、人妻・主婦を題材にしたエロ動画サイト、人妻風俗、人妻との性的な体験談サイトなどが多数表示され、真面目な意味での人妻に関して教えてくれるサイトにはなかなか辿り着けない。それくらい、人妻というものに対してエロいというイメージが紐づけられているのであろう。ああ、人妻というものに対して学問的に真面目に探求したいものである(嘘)。
そんなわけで、この『人妻』というワード、この世にあるエロをすべて詰め込んだと言っても過言ではないくらいアダルトメディアが検索結果に表示される。動画を無料で見て一人で満足したい人もいれば、漫画を無料で見て一人で満足、体験談を見て一人で満足・・・など、無料で欲望を対処できてしまうコンテンツが多すぎるため、風俗店の場合はこのワード単独で対策するのはやめておいた方がいいのではないかと思う。
仮に『人妻 エロ』などと検索しても結果は同様か、それ以上に無料で楽しめるアダルトコンテンツが上位表示され風俗店では太刀打ちが出来そうな状態ではない。
何かのついででMEOなどで上位表示されれば儲けものと考えて、本腰を入れてSEO対策する場合は『大阪 人妻』などの様に『地域名+人妻』のような形にするか、『人妻 風俗』のような形にした方が効果が見込めるだろう。
ちなみに風俗ポータルサイトの『ビッグデザイア』にはグラビアコンテンツの「人妻の美学」と体験コンテンツの「主婦だって女です」という特集コンテンツがあり、体験コンテンツの方は動画もあったりするので遊ぶ際のイメージがしやすい。もちろん、一人でひっそりと楽しむ際にも活用できる。
『シティヘブン』や『ぴゅあらば』、『風俗じゃぱん』などもこういった特集コンテンツがあっても良さそうなものだが、意外となかったりするのが何とも言えない。
概要でも書いた通り、人妻という言葉はこの世のスケベなものすべてを包括していると言っても過言ではないだろう。
『人妻』と聞いただけで、『エロ 人妻』とか『人妻 熟女』とか『人妻 スケベ』とか即座に3つくらいはワードが思い浮かんでくると思う。それくらい、「日本人なら人妻が正義」であるはずだ。
類似の人気ワードに『未亡人』とか『熟女』、ちょっと年齢を若めにして『若妻』や『幼な妻』など、なんにでも「妻」ってつければいいってもんじゃねーぞ、こんちくしょう!と言いたくなるくらい人妻という言葉が連想させるエロさは強烈である。
そんな『人妻』という言葉のエロさに、エッチなサービスを生業にする風俗店があやかりたいと思うのは当然のこと。
『人妻ヘルス』や『人妻ホテヘル』など、当然の様に一つのジャンルとして人妻が確立している。
人妻とついていなくても『熟女風俗』とか『熟女ホテヘル』という表記の場合もあり、こちらもエロさは折り紙付きである。
検索ワードのボリュームで比べると『人妻』は『熟女』よりも検索ボリュームが20万程下がり、エロさの勢いという点では『熟女』の方が強いのかもしれない。
だが、この項目は『人妻』。人妻というものを称える内容にせねばなるまい。
然るに、人妻を構成するものは第一に「色気」である。重ねられた人生経験に裏打ちされた、若い女性には無い包容力。そして、人の妻という自分のものではなく他人のものと明確に判断されるポジション。脂ののった女盛りとでも形容すべき雰囲気。性欲が強まってくる年齢。
上記だけでも人妻の魅力と言えるが、この他に「恥じらい」と「プライド」という人妻を語る上で忘れてはならないポイントも抑えておかなくてはならない。
更には、これがあるから人妻とも言うべき「寝取り」「寝取られ」の存在。言うならば、人のものを奪う背徳感、人に奪われることで興奮する歪んだ感情。
これらの要素があるからこそ人妻はエロいと言えるのではないだろうか。『熟女』の場合は、誰のものでもないと感じられるため、この人妻ならではの+αの興奮を味わうことはできないだろう。
「妻」という語があるだけで、興奮度が段違いである。
また、良く見受けられるAVのキャッチに「こんなおばさんでいいの?」というものがあるが、この場合のシチュエーションは大抵人妻が年下の男性に求められて受け入れてしまうというようなものである。それくらい、人妻は世の中に愛される存在である。
何故なら、太古の昔から、ギリシャ神話でも最高神のゼウスが人の妻を次々寝取っているし、ローマ神話や日本神話でも普通に人の妻を寝取っている話があったりします。
歴史にしても同様に、フランスではルイ14世に妻を寝取られた貴族が奇行に走ってしまったり、日本では紫式部の記した源氏物語に寝取られの描写があったりする。
中国でも、三国志の有名なエピソードで、孫策と周瑜の妻で、絶世の美女とされる大喬・小喬姉妹を献上することを曹操が要求したことが赤壁の戦いの決め手の一つになったともされている。
この様に、人妻の魅力は男を狂わせるものであり、風俗を始めとするエロコンテンツとは切っても切り離せない関係であることは間違いない。
最後になるが、この人妻から「色気」や「恥じらい」、「プライド」が失われた場合はただの「おばさん」である。大阪なら「おばはん」。
こう呼ばれるようになったら性的対象外になりかけているので注意して欲しい。