『いちごナビ』は女性向けの大手風俗求人ポータルサイト。

Googleキーワードプランナーによる月間平均検索ボリュームは8,100。競合性は「中」とされる。

風俗業界にいる人なら一度は耳にしたことがあるであろう有名な女性求人風俗サイト。

ガールズヘブン、ぴゅあじょ、バニラと並び『大阪　風俗　求人』で検索すると1ページ目に表示されていることが多い。こう書くと、そんなに有名なサイトなら安心と風俗の仕事を探している女性は思うだろう。

だがしかし、このサイトを日々更新するスタッフからするとこのサイトは異常な程厳しい。コンプライアンスや著作権が叫ばれる昨今、このサイトの取り組みは正しいことではあるが、なんと言っても風俗業界である。

多少は見逃して欲しい部分もあったりするが、そんなものは一切なかった為、掲載用のバナー作成の素材には非常に注意する必要がある。なお、現在では多少は緩くなったのか店側の方でも画像変更が可能になっている。

とは言え、あまりにも悪質な場合は事前通知も無く削除されるので更新を担当している人は気をつけよう。

『いちごナビ』の基準の厳しさに関しては代理店の間でも取り上げられ、顧客にクレームを入れられた代理店がいちごナビの運営にクレームを入れるという事態にもなっていた。こうした関係者の不満の声が重なり現在の様な形になったことは、現場で働く風俗スタッフからすれば喜ばしいことだと思う。

これだけ更新が面倒にも関わらず、実際の反響はあまり無いような気がするのはサイトと店の相性もあると思うので、お試し掲載をしてみるのもいいかもしれない。

風俗業界に入るまで『いちごナビ』という風俗求人サイトのことを知らない人も多い。というよりも風俗に興味を持っていなかった人からすれば余程の知名度があるサイトでない限りは風俗サイトの名前までは知らない人の方が多いだろう。

このサイト、業界での略称が『いちご』だったりするため、普通に食品の意味で『いちご』と検索した時に『いちごナビ』が表示されて目にする機会もあるかもしれない。但し、Googleキーワードプランナーによる検索ボリュームは検索ワードが完全一致したものであるため、一言一句違わずに『いちごナビ』を検索している者がいることも事実。

そう考えると、風俗業経験者が風俗の求人情報を得るために検索したり、風俗店スタッフが自店の掲載内容を確認するために検索したりした結果が月間平均検索ボリュームに反映されているのではないか。

内容的には店の紹介動画やインタビュー記事などもあったりして、他のサイトと比べても特に遜色は無いように見える。

しかし、概要でも書いたようにバナーなどに使用する素材に対して非常に厳格なため(一般社会では普通のことだが風俗業界的には厳しく感じる)、表現の自由さが奪われたりと、店舗側からの不満は多い。

それでも求人の応募が物凄く来るようなサイトならここまで批判は出ないだろうが、残念ながらそこまで応募が来るわけではないので仕方がないと言えば仕方がない。

この状況を変えようと思うなら、運営もしっかりと考えて欲しいと切に望む。